第二回 福岡県Tさんの古民家訪問記
- watabemanabu
- 2022年10月6日
- 読了時間: 3分

Tさんの古民家の裏山より、秋月の平野を望む。300万円で購入し、数々の手入れをして、住みやすくした。今度は庭にゴルフの練習の設備を揃えるそうだ。それにしても眺めが良い。場所は、福岡県朝倉市隈江。

ゆくゆくはこの山全体を購入できたらいいなあと話していた。山の上に山荘を建てて昼寝をしたいそうだ。

この辺の田んぼは坪1万円。役に立たない竹藪や山は坪1千円が相場。200万円もあれば大きな山を購入できる。

ホタルの里でもあるらしい。この辺は、ホタルは一般的な存在である。40年前の日本の里山。懐かしい。

50軒の隈江の集落の入口。相当のレトロ調である。
私が子供の頃住んでいた茨城の村落の状態とほぼ同じ。
井上揚水の【少年時代】の音楽が流れそう。

荒れ山から嵐山へのスローガンの元、3年かけて近所の方の山を掃除・整地して見事な竹山にした。

ここが購入した竹林。今は奇麗だが、3年前は荒れ山だった。これからは、果物の木を植えたいそうだ。草刈り、土木作業、何でもできるTさん。料理も上手だ。

Tさんの実家は酪農家。高校生まで、牛とくらしていたから、何でもできる。こんな感じで作業をしている。30mの電線をひいている。ストーブの薪を揃える。

自宅の芝もずいぶん育ってきた。ここには、古い倉庫があり、自分で壊して整理整頓。500万円のリフォーム代で家もだんだんと良くなってきた。

テラスから集落を臨む。若い人は、だんだんと平地に住む。少しづつ村落に住む人がいなくなる。滅びの村、限界の村落という感じですね。

これが自慢のストーブ。大阪で4万円で購入。
このストーブの燃料として、竹藪を購入。竹をきり、これを燃料とする。

Tさんの家を紹介したい。この位の部屋が一階に4つある。あちこちにパソコンがある。一階だけでも、10台位あったような気がする。二階は実験室。

近所の名水の場所。100円で20L。ずいぶん立派な設備だった。紫陽花も奇麗だ。この辺はサイクリングに最適だ。

ここは、福岡の幕張。Tさんの自宅とそれほど離れていない。18日は、ここのホテルに泊まった。限界の山村とハイテクの世界。

九州訪問の目的は、この辺に友人が勤めているので、様子を聞きに来た。村落とハイテクのビルを見ながら、ぶれない、これからの自分を作り上げて行きたい。
語録
ーたくさんの知恵をいただいた。これからすごく参考になると思う-
1.都会のお金を地方で使えば役に立つ。地方のお金は、都会ではすぐ無くなる。
これは、Tさんのお姉さんが言った言葉だそうだ。Tさんに大切なお金を無駄使いしてならないとの教えだそうです。含蓄のある言葉です。
2.山は30年で一回、畑は1年で2回の資本回転。トヨタは、3日で資本回転。
いくら山を財産として持っていても、木が大きくなって、お金になるのは、30年後。
私にとって資本とは何だろう。回転とは何だろう。考えさせるテーマです。
3.ここは、レトロの極め付きの限界村落。どこでも生きる知恵を持ちたい。
Tさんは、生活するすべをよく知っている。いつまでも、連れ合い(妻のこと)がいるとは限らない。自分一人で生活できるすべを身につけた方が良いと。
4.田舎暮らしにはテーマと実力が必要だ。
Tさんのテーマは、エコロジー生活。暖房に、無駄な竹、杉の廃材を利用する。
野菜、木の実などの工夫。子供の頃の体験、かつ相当の準備をしていないと無理だろう。そして、田舎に住みたい本当の理由はなんだろう。
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