資格、起業 その1 私の自営業への志
- watabemanabu
- 2022年6月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年7月7日
2017年9月23日
私は、現在68歳です。会社生活にお別れして独立して10年になります。これは20代の若いころに、会社に頼らない生活を確立しないと大変だと思っていたことの実現です。その背景は、子供の頃にあるような気がします。
父が勤務していた会社は、ハワイアンズのフラガールで有名な福島と茨城が拠点の常磐炭坑でした。父は常磐炭坑の石炭は100年持つとよく話していました。しかし、エネルギー革命であっけなく企業の存続が危うくなりました。その父は私が高校一年生の時に他界しました。
企業の存続リスクをまざまざと体験したので、今は立派な会社でも永遠に継続することは考えにくい。会社の事情が変われば、社員への対応も変わるだろうと思いました。20代のころ本を読んだら、将来の年金制度も危うくなると書かれていたことを覚えています。
私は、大学生の時に、会社に務めながら自分の力で生活できる術(すべ)を見つけ、将来は会社に頼らず自力で生活できるような人生をおくろうと決心しました。そこで昭和48年に母と妹と3人で上京しました。
何らかの国家試験に合格してそれをベースに自営業として生計を立てるためでした。技術コンサルタントとして独立したのは、35年の会社生活を経て58歳の時ですから、実に35年かかったことになります。
自営業に転じて10年になる今は、生涯現役を目指して働く喜びを感じています。たくさんの方のお世話、引きでここまでやって来ました。それらの方に本当に深く感謝しています。
私の35年前の志は個人的でとても小さいのですが、その思いは、ふるさとの歌の3番の歌詞 「志をはたして いつの日か 帰らん 山はあおきふるさと 水は清きふるさと」に凝縮されております。自然にふるさとのハーモニカのメロデーが浮かんできます。志とは、自分の希望や目標と言う意味、そして「ほんの志ですがというように」感謝の意味もあるのです。


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